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20060609Friday

VBACについて

9ヶ月を目前にして、最近やっと「分娩方法」について真剣に考える機会が増えてきました。

私の場合、ひとりめ(=さえちゃん)を胎児仮死などの理由で帝王切開で出産しています。これは骨盤が小さいとかそういう理由じゃないので「次は自然分娩にチャレンジできる」。つまり「帝王切開にするか自然分娩にするか」という選択肢が生まれてくるわけです。

ここで「自然分娩を選ぶ」こと、つまり「帝王切開後の経膣分娩」のことを「VBAC(Vaginal birth after cesarean)」と呼びます。

私はこのVBACってそんなにすごいことじゃないと思ってた。だって周囲の人や通っている産院の先生も「次は自然分娩できる」というようなことを言うんですよ。特に周囲の人は「自然分娩で産むんでしょ?」「産めるんでしょ?」「やっぱり自然分娩がいいよね」みたいな言い方をするので、ごく一般的なことなんだという認識をしてた。

でもいざ週数が進んできて、「VBAC」という言葉を知って、色々調べてみてびっくりした。

簡単な流れを追うと

1980年代に横切りの切開が一般化し子宮破裂の危険性も低くなり、経膣分娩へのニーズが高かったり高額になる医療費の問題等もあってVBACが進められる。しかし1991年にVBACの胎児への危険性が指摘されて以来、米国では減少傾向。

というような感じ。色々読んでいると日本では「経膣分娩へのニーズが高い」のとあわせて「流れに乗って」進められている印象。

で、やっぱり気になったのはリスク。これは慶応大医学部のサイトに非常に詳しく載っていました。

他の合併症のない妊娠37~43週単胎頭位の場合において、VBACの周産期死亡率は反復帝切の11.6倍と依然としてその危険性は高い

という怖い一文に続き、帝王切開の回数が1回でも子宮破裂の危険性が0.4~1.0%あると書いてありました。

子宮破裂は予見が困難な上に、起こってしまったら母子ともに危険であること、迅速に処置が行われたとしても赤ちゃんに重篤な後遺症が残る可能性がある。そんな恐ろしいことが起こる確率が1%もあるなんて。すごく、衝撃的でした。

帝王切開にもリスクがないわけではありません。でもなんだかレベルが違ってくる話だなと感じました。

安易に「VBACに挑戦しよう!」って言っていいものなの?

VBACを理解をしたとき、私はどうすべきか非常に悩みました。この「気持ちの問題」は長くなりそうなのでまた別に書いていきたいと思います。

【参考サイト】
 ・産科医療のインフォームド・コンセント(2)帝王切開
 ・慶応大学医学部麻酔学教室より「VBACをするのでよろしく」と言われたら
 ・「くもといっしょ」さんの中の「帝王切開の部屋」から VBAC
 ・myu's wind
 ・あかいふうせん